書籍レビュー

【書評】『魔法のコンパス』【名言3つ紹介】好きをマネタイズする行動

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今回紹介する本は『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』です。

著者:西野亮廣

単行本:334ページ

出版社:主婦と生活社

発売日:2016/8/12

 

魔法のコンパスはこんな人にオススメ

 

このような悩みを持つ方にオススメです。

こんな方におすすめ

  • キングコング西野亮廣さんのことをなんか嫌い…と思っている方
  • さまざまな活動をしたいと思っている方
  • 『好きなこと』と『お金』のバランスで困っている方

 

 

パラレルワーカーの最前線とも言える西野亮廣さんがどのような施策で乗り越えてきたかが書かれています。

なので、『好きなこと』をどうやったら『お金』にできるのか。応援されるのかを知りたい方はピッタリです。

 

西野さんのオンラインサロンってよくわからないし、「ファンが集まってるだけじゃないの?」くらいに思っていましたが、読んでみると「なんかおもしろそうなことしてる!」という感想を持つと思います。

 

「そんな発想なかった」とたびたび口にしてしまう発想力と行動力は僕らを飽きさせません。

 

なぜ魔法のコンパス を読もうと思ったのか

 

▼僕が魔法のコンパス を読もうと思った理由は2点

・なぜ、お笑い芸人だった西野さんがビジネス書の分野で売れているのか気になったから

・好きなこととお金の向き合い方を知りたかったから

 

Amazonのレビューに、「西野嫌いだったけど、この本を読んで好きになった!」と言う方がたくさんいました。

 

僕は何とも思っていなかったのですが、YouTubeで西野さんの動画を見て以来、なんか気になっていて、本を読んでみたいと思っていました。

 

また、YouTuberには憧れるが長くは続かない人が続出する中で、どうやって資金を手に入れるのかを考えなければ『好きなこと』を続けていくこともできません。

 

僕の『好きなこと』であるブログも資金的には厳しいので、参考になればいいなと思って読みました。

 

 

魔法のコンパス はどんな本?

漫才師、絵本作家、イベンター、校長、村長、ついには上場企業の顧問にも就任!肩書きを自由に飛び越える芸人界の異端児が書く“レールからハミ出す人のためのビジネス書”。「自分だけの仕事の作り方・広げ方」、「本当のお金の話」「常識の覆し方」「エンタメの仕掛け方」まで必読!

-Amazon内部紹介より

 

▼魔法のコンパス の大まかな流れ

簡単な流れ

  • ピンチをどうやって乗り越えるか
  • 現代における『お金』と『仕事』はどういうものなのか
  • 革命(ニュース)の起こし方と西野さんの実例
  • 次の時代が求めるもの


キングコング西野亮廣さんは、『はねとび』で有名になりましたが、最近は7万人を抱える国内トップのオンラインサロン運営や絵本作家に注力し、絵本『えんとつ町のプペル』は12月に映画化も決定しています。

 

まさにインフルエンサーと呼ばれるに相応しい人ですね。

 

お笑い芸人→ビジネス業界への転身を中心に、現代社会に求められているスキルや考え方を読みやすく書かれた一冊です。

 

興味のある方は『魔法のコンパス』の後書き内容がYouTubeに上がっているので、参考にどうぞ。

 

魔法のコンパスの中でも、「ここは!」と思う名言を僕の独断と偏見で3つ紹介します。参考にどうぞ。

 

SNS拡散力の低下

資金調達から集客までの一連の流れで学んだことは、「今、SNSは拡散装置ではなく、個人と個人を繋げるツールであり、1万人に向けて網をかけるよりも、1対1を1万回した方が効率が良い」ということ。ここでの学びが、その後の僕の活動の柱となった。

 ー著書、魔法のコンパス より抜粋

 

何気なくSNSを見ている時に、企業のアカウントの投稿は鬱陶しく感じませんか?

 

つまり、集客のために拡散活動でしているにも関わらず、誰にもささっていない投稿をしている可能性が高いのです。

 

西野さんはそれをいち早く理解して、一対一に持ち込んだ上で、資金調達をしたと言います。

 

森美術館のSNS担当者も同様のことを言っていました。SNSは一対一に持ち込むツールになっていることはトレンドなのでしょう。

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僕も個人との関係の大切さを痛感しているので、一人一人に信頼せれるような活動をしていきます。

実験としてラジオ活動をはじめました。レターで質問も真摯にお答えしてみようと思います。

>>きんとく大学生ラジオ fromつばさ

 

 

誰も傷つけない抜群の企画力

五輪エンブレムの最終選考に選ばれなかった方を対象に、僕のブログ上で、僕の独断と偏見で大賞を決める『負けエンブレム展』を開催することにした。選ばせていただいた作品の下には、作家さんの名前と連絡先を入れて、仕事のオファーができるように。そして大賞には賞金10万円を用意させていただいた。

ー著書、魔法のコンパス より抜粋

 

結果…『負けエンブレム展』の大賞はどれになったのかと言うと、優勝は…西野亮廣!!本人!?

 

これはオマージュで本当に知りたかったことは『最終候補の4作品は本当に良いものだったのか』という検証だったそうです。

 

つまり、ブログを実験台にしてイベントを開いてしまったわけです。結果としてこの記事はメディアにも取り上げられ当日は90万PVになったそう。

誰も傷つけることなく、イベントとしてのおもしろさは抜群で、僕は一人のブロガーとして、尊敬しました。

 

革命なんて起こせないと思っている方も今ある資源でも、使い方次第でまだまだ活用できるかもしれませんね。

 

みんなが楽しめるブログを書くとはこういうことで、僕の指針にもしたい活動だったので、引用させていただきました。

 

好きなことをマネタイズできるか

もう好きなことでしか食っていけなくなる。今後、親が言うのは「遊んでばかりいっちゃいけません。仕事をしなさい」じゃなくて、「仕事になるまで遊びなさい!」だね。どうやら面白い未来が待ってるよ。

ー著書、魔法のコンパス より抜粋

 

特にYouTuberが出てきたあたりから、仕事に対する捉え方がガラッと変わってきているように思えませんか。

 

昔は『好きなこと<仕事』でしたが、ここ最近は『好きなこと=仕事』になった。

となると、次は『好きなこと>仕事』になってきて、その時にどうやって好きなことをマネタイズしていくかが大切そうですよね。

 

西野さんの文章は「言われてみれば、そうだよね!たしかにな〜」という箇所がたくさんあって、社会全体を俯瞰したものを言語化して届けてくれました。

 

 

魔法のコンパス を読んだ世間の反応

 

魔法のコンパス のまとめ・要約

 

レビュー:

 

ぶっちゃけ、今までの読書の中で『嫌われる勇気』が一位でしたが、この『魔法のコンパス』が一位になりそうです。

それぐらい、僕には刺さる文章でした。

 

自分が新しい挑戦をする時には、この『魔法のコンパス』でモチベーションを上げたいと思えました。

 

何かを始めたい。頑張っていることがある方こそ、読むと一歩踏み出す勇気をもらえるので、おすすめです!

 

他の西野亮廣さんの本を読んでみようと思います。また、その時はレビューしますね!(^○^)

 

▼関連書籍

西野さんの「仕事を楽しむ」というスタイルは『自分の仕事を作る』の取り上げている内容に似ていました。

各業界の楽しんで仕事をしている人にインタビューする形式の本なので、おすすめです。

西野さん程派手ではありませんが、仕事を楽しむことの多様性を知れる一冊でした。

 

今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。バッチャンでした。

 

 

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